🌀難解な症状に向き合うとき🌀
──「一回では終わらない」その理由
先日、新人鍼灸師のテストキャンペーンとして診させていただいた患者さん。
非常に興味深く、そして“難しい”ケースでした。
✔ 長年にわたる頭痛
✔ 慢性的な肩こり・腰痛
✔ 最近気になりはじめた下腹のぽっこり感
ご本人も長年この症状と向き合ってこられたからこそ、客観的に自分の体を観察できており、私たちの質問にも的確に答えてくださいました。
ところが──
✅ 疼痛誘発動作にも反応が出ない
✅ 徒手検査でも原因が特定できない
つまり、筋肉や骨格からくる典型的な「痛みのサイン」が出ていないのです。
これは、筋骨格系だけではなく、
🔹 内臓由来の不調
🔹 精神的・感情的な緊張
など、より深層にある原因が関係している可能性が高いと考えています。
病の“レイヤー”が多層になっていると、
どんなに的確なアプローチをしても、
一度で目に見える変化を出すことは難しいものです。
🌱こうしたケースほど、時間が必要。
治療の“積み重ね”が重要になります。
今回はテストキャンペーンということもあり、
金銭的な負担がかからず、継続的に通っていただける環境が整っています。
これは、新人にとっての学びであると同時に、
患者さんにとってもとても大きなチャンスです。
⏳来月までの数回の治療で、少しでも光が見えるように。
チームで力を合わせて取り組んでいきます。