今回はやり方編です。
いろいろなやり方があるとは思いますが、簡単なものをご紹介しましょう。
まず静かなリラックスのできる場所に座ります。あぐらでも、椅子に座っても構いませんが、姿勢良く保つことが大切です。無理に体に力を入れようとせず、頭が天井から吊るされて自然と伸びていくようなイメージです。
目を閉じ、呼吸しましょう。ゆっくり息を吸い、吐きます。この時、肺に入ってくる空気、それにより膨らむお腹、出ていくにつれ凹んでいくお腹、肺を感じてください。前側だけではなく、横や背中側の膨らむ様子が感じられると、より良いかもしれません。
これを繰り返すのも良いですが、呼吸に合わせて数字を数える方法もあります。初めに吸う時に1、吐く時に2、吸う3、吐く4と続き、10まで言ったらまた1に戻ります。これだけのことですが、意外と意識逸れて集中できてないと間違えます。その時はまた1からカウントし直してください。
この間、あらゆる煩雑な考えが浮かんできますが、それについて行っては行けません。ただただ、体の力を抜いて呼吸を続けながら、自分の体を隅々まで観察するのです。
私は、映画館で座席に座りながら、「自分の体大全」という映画をぼーっと見ているイメージで行っています。
こうしよう、ああしよう。こうしなきゃいけないではなく、ただただあるがままを観察するのが大事です。そうしていけば自然と何かが変わっていきます。
どれぐらいの時間やればいいかですが、私は10分〜15分ぐらいを日によって変えて行っています。まずは3分ぐらいから初めて、徐々に時間を伸ばしていってみましょう。うるさくないアラームなどをかけて、それが聴こえるまでゆったりとでも集中して自分の体と向き合ってみてください。
安井