
🚗先日、京都の山間部を車で走っていたところ、驚くべき光景に出会った。
軽油の価格が、都市部より10円以上も安かったのである😳。
山の中という地理条件を考えれば、輸送コストが上乗せされ、むしろ高くなるのが自然だろう。
それにもかかわらず、なぜ安いのか――。
疑問に思い、石油業界に詳しい知人に尋ねてみた。
🗣️「それはな、仕入れルートの違いに理由があるんや」
通常、ガソリンスタンドにはENEOS、出光、エッソといったブランドが付いている。
ブランドに属するスタンドは、本社から燃料を仕入れることになっており、その際にはブランド料として1リットルあたりおよそ10円を支払っている💸。
一方で、実はブランドを通さず、元売り会社から直接燃料を仕入れることも可能である。
これにより、ブランド料を省いた価格で販売できるため、結果として価格を抑えることができるのだ⛽️✨。
しかしここにひとつ問題がある。
たとえば「ENEOS」の看板を掲げていながら、実際は違うルートから安く仕入れていた場合、
それが発覚すれば本部からのペナルティや契約解除の対象となる⚠️。
そこで、一部の業者は次のような手法を用いている。
📋**「5回に1回だけ本社ルートから仕入れ、それ以外は別ルートで安く仕入れる」**というものだ。
帳簿上は正規の仕入れを装いながら、実態はブランド料を回避し、薄利多売で利益を確保するという戦略である🧠。
ここでひとつ、考えてみてほしい。
目の前に「鈴木商店」や「山田石油店」といった無名のスタンドがあったとしよう。
どれだけ安かったとしても、果たしてそこに給油しようと思うだろうか?🤔
やはり、ENEOSや出光といったブランドのもたらす安心感や信頼性は非常に大きいのである🛡️。
安さと信頼、そのバランスをどう取るか。
これが今、地方のスタンドに課せられた課題のひとつなのだ。
⛰️山あいに忽然と現れる“異常に安いガソリンスタンド”。
その裏には、ブランドと価格のはざまで奮闘する現場の知恵と工夫が隠されている💼。
価格差の裏側にある物語に、少しだけ目を向けてみたくなる出来事であった👀。