
「そんなことを言うんだったら、もちろん”証拠”はあるんだろうな、探偵さんよー」
見た目は子供、頭脳は大人な漫画でよく聞く台詞です。ミステリーでは決定的なものになる証拠、しかし、慢性痛に置いて、医学的な証拠、エビデンスというのはあまり重要視されません。
エビデンスがあると言うことは「効く人が一定数いることが証明された」と言うだけのことで、エビデンスがあるから必ず治ると言うわけではありません。
特に慢性痛と言うのは単なる組織ダメージだけでなく、神経の過敏化、自律神経、睡眠・ストレス、思い込み・恐怖・生活環境など様々な要因によって起きていると考えられます。
エビデンスのある治療というのは、その要因の一つだけに対してのアプローチをすることが多いので、実際の患者さんとしては痛みのスケールが10から9になったというような軽微な変化しか感じられないことが多いようです。
もちろん正しい知識による治療はとても大事です。それを踏まえた上で、当院では、今患者に合わせて何が必要か、何が要らないか。しっかり鑑別して治療に当たっていきます。
安井
