
暑い屋外から冷房の効いた室内へ入ったとき、「涼しくて気持ちいい」と感じる一方で、しばらくすると首や肩が重くなったり、腰がこわばったりすることはありませんか。
夏に起こる身体の不調は、暑さだけでなく、冷房による冷えが関係していることがあります。
私たちの身体は、気温の変化に合わせて体温を一定に保とうとしています。しかし、暑い屋外から急に冷えた室内へ入ると、その大きな温度差に対応するため、身体は想像以上に緊張します。
寒さを感じると、身体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。さらに、無意識に肩をすくめたり、背中を丸めたりするため、首や肩、腰まわりの筋肉が力んだ状態になりやすいのです。
特に注意したいのが、エアコンの風が直接身体に当たり続ける環境です。
首や肩、腰、足首などに冷たい風が長時間当たると、部分的に身体が冷え、筋肉のこわばりや重だるさにつながることがあります。デスクワークなどで同じ姿勢が続いている場合は、冷えと運動不足が重なり、さらに症状が出やすくなります。
また、足首は冷えを感じやすい場所です。素足や短い靴下で過ごしていると、足元から身体全体が冷えてしまうこともあります。
冷房による不調を防ぐためには、エアコンを使わないのではなく、冷やしすぎない工夫が大切です。
冷風が直接当たらないように風向きを調整し、職場や電車、店舗など自分で温度を変えられない場所では、薄手のカーディガンやストールを持ち歩きましょう。膝掛けや長めの靴下を使い、腰や足首を守るのもおすすめです。
ときどき肩を回す、立ち上がって歩く、温かい飲み物を取るなど、身体を内側と外側から温めることも役立ちます。
夏の首こりや腰の重さを、単なる疲れだと思って放置せず、冷房の風や室温にも目を向けてみてください。
冷房を上手に使いながら、身体を冷やしすぎないことが、夏を快適に過ごすための大切なポイントです。
