
暑い季節は、少し歩いただけでも汗をかきます。
屋外では汗が止まらないほど暑かったのに、冷房の効いた室内へ入った途端、急に身体が冷えて寒く感じたことはありませんか。
これは「汗冷え」と呼ばれる状態です。
汗には、皮膚の表面から蒸発するときに身体の熱を奪い、体温を下げる働きがあります。暑い屋外では大切な仕組みですが、汗をかいたまま冷房の効いた場所へ入ると、冷たい風と汗の蒸発が重なり、身体が一気に冷えてしまいます。
特に、背中や首まわり、脇の下、腰まわりなどは汗が残りやすい場所です。濡れた肌着が身体に触れたままになっていると、冷房の中で長時間冷やされ続けることになります。
身体が冷えると、首や肩、腰の筋肉がこわばりやすくなります。また、お腹が冷えて食欲が落ちたり、身体がだるくなったりすることもあります。
汗をたくさんかいた後に、
「冷房の部屋に入ると急に寒くなる」
「夕方になると身体が重い」
「夏なのに手足やお腹が冷える」
「首や肩がこわばる」
と感じる方は、汗冷えが関係しているかもしれません。
汗冷えを防ぐために、まず大切なのは、室内へ入る前に汗をしっかり拭くことです。乾いたタオルや汗拭きシートを持ち歩き、首や背中、脇の下などをこまめに拭きましょう。
汗で肌着が濡れてしまった場合は、可能であれば乾いたものに着替えるのがおすすめです。長時間の外出や通勤では、薄手の替えの肌着を一枚持っておくと安心です。
また、冷房の風が身体に直接当たらないよう、薄手のカーディガンやストールを使うことも大切です。特に首、肩、腰、お腹、足首は冷やし過ぎないようにしましょう。
暑いからといって、冷たい飲み物ばかりを飲むのも注意が必要です。身体が冷えていると感じるときは、常温の水や温かいお茶、みそ汁やスープなどを取り入れ、身体の内側からも冷やし過ぎないようにしてください。
夏は、暑さ対策と同時に、冷房や汗による冷え対策も必要です。
汗を拭く、濡れた衣服を替える、冷風を避ける、温かいものを取り入れる。
少しの工夫で汗冷えを防ぎ、夏のだるさや身体のこわばりから身体を守っていきましょう。
