
「肩がつらいから、肩を揉む」
「首をほぐすと、その場では楽になる」
それなのに、しばらくするとまた肩が凝ってしまう。そんな経験はありませんか?
繰り返す肩こりでは、つらい肩や首だけでなく、腰の硬さや全身の姿勢バランスにも目を向けることが大切です。
肩をほぐしても、すぐ戻ってしまう理由
肩や首の筋肉をほぐすと、一時的に軽く感じることがあります。
しかし、身体の土台となる腰まわりの緊張が残っていると、日常生活の中で再び同じ姿勢に戻り、首や肩へ負担が集まりやすくなります。
そのため、
- 施術直後は楽になる
- 数時間後には重さを感じる
- 翌日には元に戻っている
といったことが起こる場合があります。
首と腰は別々ではありません
首から腰までは、背骨によってつながっています。
デスクワークやスマートフォンの使用などで腰まわりが硬くなると、骨盤や背中の動きが小さくなり、姿勢を保つために首や肩が必要以上に頑張ってしまうことがあります。
たとえば、腰が丸まりやすくなると、
腰が硬くなる
↓
背中が丸くなる
↓
頭が前に出る
↓
首や肩の筋肉が緊張する
という流れが生まれやすくなります。
本人は肩に不調を感じていても、その背景には腰や背中の硬さが関係しているかもしれません。
首の緊張と腰の緊張は同時に起こりやすい
肩こりで来院される方を確認すると、首だけでなく腰にも強い緊張が見られることがあります。
長時間同じ姿勢で過ごしていると、腰、背中、首が連動して固まりやすくなるためです。
このような状態で首だけを緩めても、腰の動きが改善されていなければ、再び首や肩が身体を支えようとして緊張する可能性があります。
繰り返す肩こりは、身体全体を見ることが大切
肩がつらいからといって、必ずしも原因が肩だけにあるとは限りません。
なかなか軽くならない肩こりや、ほぐしてもすぐに戻る肩こりでは、次の部分も一緒に確認してみましょう。
- 腰が硬くなっていないか
- 背中が丸まっていないか
- 頭が前に出ていないか
- 長時間同じ姿勢が続いていないか
- 呼吸が浅くなっていないか
つらい部分だけに注目するのではなく、身体全体のつながりを見ることで、肩こりを繰り返す背景が見つかることがあります。
まとめ
肩こりの背景には、首の緊張だけでなく、腰の硬さが関係していることがあります。
首と腰は背骨を通してつながっているため、腰が硬いままだと、肩や首を緩めても元の状態に戻りやすくなる場合があります。
肩こりを何度も繰り返している方は、肩だけを揉むのではなく、腰や背中、姿勢も含めて身体全体を見直してみてください。
※肩こりや首の痛みにはさまざまな原因があり、すべての方に腰の硬さが関係するわけではありません。強い痛み、しびれ、力が入りにくい、症状が長期間続くなどの場合は、医療機関へご相談ください。
