頭にそっと触れるだけ?クラニオセラピーとは
「頭を触る施術と聞いたけれど、何をするの?」
クラニオセラピーについて、このように思われる方は少なくありません。
クラニオとは、英語の「Cranium(頭蓋)」に由来する言葉です。クラニオセラピーは、頭や首、背骨、骨盤周辺などに手を当て、身体にかかっている緊張をやさしく整えていく施術です。
強く押したり、頭蓋骨を動かしたりする施術ではありません
クラニオセラピーの大きな特徴は、刺激がとても穏やかなことです。
頭や首にそっと手を添えながら、筋肉や筋膜、呼吸の動き、身体全体の緊張状態を確認していきます。強く押したり、無理にひねったり、音を鳴らしたりする施術ではありません。
施術中に、
「いつの間にか眠っていた」
「頭や目の周りが軽く感じる」
「呼吸がゆっくりになった」
と話される方もいらっしゃいます。
クラニオセラピーは、軽いタッチで身体の緊張を緩めることを目的とした、非侵襲的な手技として紹介されています。リラックス感が得られることもありますが、感じ方や変化には個人差があります。
頭だけを見ているわけではありません
頭の重さや首のこりがあるからといって、原因が頭や首だけにあるとは限りません。
猫背や巻き肩、噛みしめ、浅い呼吸、眼精疲労、骨盤周辺の緊張などが重なり、結果として頭や首に負担が集中していることもあります。
そのため当院では、クラニオだけを単独で行うのではなく、姿勢や呼吸、背骨、骨盤、足元なども確認し、その日の身体に必要な施術の一つとして取り入れています。
「痛いところだけを追いかけない」
これが、なんくる鍼灸治療院の基本的な考え方です。
このような方に取り入れることがあります
・頭や首に力が入りやすい
・歯を食いしばる癖がある
・目や頭が疲れている
・呼吸が浅く、身体の力が抜けにくい
・強い刺激の施術が苦手
・忙しく、心身ともに休まらない
・施術を受けても、すぐに身体が緊張してしまう
ただし、クラニオセラピーは病気を診断したり、医療の代わりになったりするものではありません。また、現在の研究では、痛みや頭痛などに対する効果について十分に確立されているとはいえず、研究結果にもばらつきがあります。2024年の系統的レビューでも、全体として明確な有効性を示す質の高い根拠は限定的とされています。
安全に受けていただくために
突然の激しい頭痛、手足の麻痺、ろれつが回らない、意識がぼんやりする、頭を強く打った直後などは、施術よりも先に医療機関での診察が必要です。
脳震盪の直後、脳動脈瘤、脳の腫れ、髄液圧や髄液循環に関係する病気などがある場合も、事前に医師へ相談する必要があります。
身体が休める状態をつくる
クラニオセラピーは、頭を強く矯正するものではありません。
頭や首にそっと触れ、呼吸や全身の緊張を確認しながら、身体が力を抜きやすい環境をつくっていく施術です。
「身体は疲れているのに、なかなか力が抜けない」
そんなときは、強い刺激を加えるだけでなく、静かに身体を休ませる施術が合うこともあります。
なんくる鍼灸治療院では、その日の体調や症状を確認し、整体や鍼、足元の調整などと組み合わせながら、無理のない方法をご提案しています。
