
私は星を見るのが好きだ。特に今の時期、冬になってくると、夜空が澄んでいてとても綺麗に見れる。
これはずっと私の感覚での話だったが、大人になって調べてみるとやはり正しいようだ。
地上から星を見る時、私たちは必ず大気というガラス越しに宇宙を見るのですが、冬は大気中の水蒸気が夏よりも少なく、かすみが少ないです。結果的に冬の方が遠くの天体がくっきり見えるようになっています。
大気のコンディション以外にも理由はあります。それは、そもそも冬の星自体のラインナップが強いという点です。
夜空で一番明るい恒星である、おおいぬ座のシリウスを中心に一等星の明るい星が多く、実は夏の方が星の数自体は多いのですが、冬の方が数が少ない分、一個一個の星の明るさが際立って見えます。ぼやっと明るい夏の夜空に比べて、冬の夜空は澄んだ夜に対比するかのように明るくこちらを照らします。
オリオン座の右足であるリゲルという星は、地球から860光年の距離にあると言われています。1光年というのは光が1年間かけて進むという距離。つまり、今、リゲルが爆発して無くなったとしても、こちらが観測できるのは860年後ということになります。つまり今見てるあの光は860年前の姿なんです。なんだかロマンを感じませんか?
たまには日常の些事から離れて星を見上げてみるのはいかがでしょうか?
そこには人の一生とは比べるべくもないスケールの世界が広がっています。
安井
