魂の形というものがあるとするなら、それは目に見える輪郭ではなく、その人が世界とどう関わるかを決めている内側の構造のようなものだと思う。
人は生まれたときからある程度の性質を持っている。感じやすさや頑なさ、慎重さや衝動性といった傾向は、最初から備わっている土台だ。
しかしそれだけでは、その人の全体像は決まらない。生きていく中で出会う出来事や人間関係、成功や挫折が少しずつ内側に影響を与え、その都度かたちを変えていく。
そして決定的なのは、何を選び、何を引き受け、どう意味づけるかという意思の働きだ。
同じ経験をしても、受け取り方が違えば内側に残るものはまったく異なる。
だから同じ行為をしても、人によって結果が変わる。外から見れば同じように見えても、その行為を支えている動機や覚悟、ものの見方が違うからだ。
魂は固定された運命ではなく、かといって完全に自由な白紙でもない。変わりうるが、簡単には消えない芯がある。その芯を軸にしながら、経験と意思によって少しずつ姿を変えていく。その積み重ねこそが、その人の根源をかたちづくっているのだと思う。
安井
